071206 天竜区協議会

鈴木猛史

2007年12月06日 23:00

 すみません。今回は講師の仕事があって、欠席してしまいました。
佐久間で行い、懇親会もあったのですが。

追伸:聞き取りです。
 今回の議題は粛々と進んだようです。
各地域協議会のでの天竜区役所庁舎への意見の報告とか。それをもとに検討していくそうです。

 その後の意見交換で各地域の課題などを話し合ったそうです。(聴きたかった。。。)
龍山中学の統合の話も出たそうですが、これは地元が望んでいることで進むでしょう。

 地域協議会を残すべきという人と、天竜区協議会に一本化でいいのではないかという意見とで割れたそうです。
臨席していた山崎副市長の発言で各地域自治区に設置された地域協議会の廃止は規定路線だそうです。
************(追記080202)
 この点について、山崎副市長直々にご指摘がありましたので(以下コメント欄より抜粋)、
区協議会では、「市長のマニフェストでは、『地域協議会を区協議会に一本化する』とされているが、マニフェストは公約と同じで、膏薬(コウヤク)ならば張り替えられるものだ。」と言われましたので、「マニフェストは、市民との約束であり、張り替えられる従来の選挙公約とは異なり、既に工程表も示してあります。」とお答えしたものであります。 (以上抜粋)

リンク先のマニフェストには、
平成22年度を目途に、区協議会と地域協議会の再編を進めます。
と書かれています。これによって、一体感が熟成され、暮らし満足度が向上するそうです。

ちなみにこの対象地域は、西区、北区、天竜区など旧浜松市の一部と周辺市町村です。
先の市長選挙では、北区と天竜区の地域得票数から言えば、マニフェストのこの部分は否決されている。。。などと言っても仕方ないですね。。。
地域協議会の認知度&期待は他地区より高いアンケート結果があります。
既に旧浜松市が生活圏である私たちと違い、一体感を感じていない人たちがいるようです。
そういう人の心境や前提から作られた行程表であるといえましょう。つまり大いなる勘違いから生まれたものです。

地域協議会の廃止によって一体感が熟成され、暮らし満足度が向上するのは、市中心部の方々です。
実際に影響がある私たちよりも、はるかに多くの人が満足するわけですから、浜松市的にはいいことなのでしょうね。

とはいえ、まだ真意もねらいも何もかも、未だに説明がないので、はっきり言ってわかりません。

例えばなぜ期間限定の合併審議会でなく、恒久的な地域協議会にしたかということを理解されているのか。
地域自治区の設置の価値は。単なる合併の際の便宜などと考えているのではないか。
それらを維持するメリット・デメリットと、廃止するメリット・デメリット等の精査はどのようになされたのか。

一番の不安は、マニフェストを作った際に、地域協議会がなんたるかを理解されていない、あるいはユニークな解釈に基づいて判断されたということが、言質から読み取れることなのです。
よりよい方法があるのならばいいのですが、未だに確たる説明がないのは、泥縄式で現在考え中なんでしょう。
************(以上追記終了)

(私は、地域協議会の本質部分は創っていく価値があると思います。
ただし、単なる諮問機関ならば廃止していいと思っています。
今はそれを創れるかどうか試されています。
創るだけの人材も能力もあるのにねえ、もったいない。
やり残すことがないように、一回一回をがんばろうと思います。)


さて、
 地域協議会の廃止は、地域自治区の廃止とサービスセンターへ変更。
各地域自治区に任されている地域づくりの部分の天竜区役所への一括化。
同時に本庁から天竜区役所への権限と財源移譲。
までは進むでしょうが、ぜーんぶブチブチに切ってしまった住民と行政の関係や地域づくりなどをどうしていくかが課題。
現在聞いている話では、NPOなど民間にということなんだけど、春野のような広範囲に人材が散らばっていて、それを自発的に動く集団として機能させることの大変さを実感してきたので、本当は地域協議会の本来の部分があると便利なんだけど。

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