第3回 天竜区協議会
14時から光明公民館で天竜区協議会がありました。
実は第1回から出席しているので、ぼちぼちアップしていきます。
今回は天竜区のがんばる地域応援事業の第2次募集分の協議です。
要望に対して、区役所はこの事業にふさわしいかどうかを審査し、予算の配分を決め、決定したものを私たちが審査します。
今回も概ね適正だと思われます。
・公共性があること。あるいは地域産業へ結びつくもの
・他に趣旨が同じような事業あるいは同じような団体があるとだめ。
・人件費は基本的にだめ。
・永続して行える仕組みであるとなお良い。
という感じでしょうか。公益性があっても、その内容によって、優先順位や受益者負担率から配分費が変わります。人件費は、もちろん講師代は適正ならば(高すぎなければ)認められますが、地元の参加者の人件費は認められにくいです。これは本当に必要なら事業を委託せず、天竜区で直接雇用・発注すれば良いという判断もあるわけです。
次に地域協議会の存続についてです。これは議会に条例改正の提案がなされていて、継続審議で各地域に十分説明するようになったものを、担当者が各地域協議会で「報告」したところ、みな納得ができていない点です。
・ はじめから反対をするだろうと思っている節がある。(担当者は、今と同等の行政サービスをすると口頭で言っているが、条例で決まったことさえ変えられるのに、何を担保にして信じたらいいのか。実は担当者が、今よりマンパワーが減りサービスセンター化する=行政サービスが低下するという事実との、矛盾を抱えたまま説明しているのだろう。)
・ 合意形成をめざしていない。(おそらく市長も議会も丁寧な説明による合意形成を指示していると思うのだが、担当者は故意か不作為か分からないが、十分な情報提供や質問への正面からの回答をしてくれない。)
・ 行政の担当者は今までにアンケートやヒアリングで、「意見を聞いた」と考えている。
・ 協議会長の集まりで、2年延長に対して、ありがとうございますと好意的に受け入れたことで、市長は既に合意はできたものと見なしている。
・ コミュニティ協議会の提案は、みなさんに負担がかかるので取り下げたような言い方をした。(これはこちらの言ったことを全く理解していない上に、せっかく用意してあげたのにお前らがつぶしたみたいな、ずいぶん挑発的な物言いと感じたので、実はここが一番納得いかない。)
今のままでは、周りの人に説明ができません。怒鳴られるかやっぱりねと言われるかですから。少なくとも十分の情報提供や丁寧な説明があって、合意形成をめざそうと努力して頂く必要を感じています。それをが出来ない行政マンは能力がないわけですから、市長は能力があるものを任命すべきです。例えばなぜ優先順位が低いのか、区に一本化した場合何がどうなるのか、経費がどれだけ削減されて逆にデメリットがあってそれをフォローするのに経費が必要でそうした仕組みにすることで全体としてこれだけ効率化してその分ここに使えるとか、そういったことが、今までならきっちり説明されていたのに、数行で終わり。やることが極端。
何で諮問しないのかなと疑問だったのですが、高橋委員の話でやっと分かりました。これは、協議会の条例では、あらかじめ意見を聴かなければならないという表現で、それで意見を聴くといった行為を行えばそれでいいという判断になっているようです。ただでさえ権限のない協議会が、ますます軽いものになってしまいました。残念です。
住む地域の行政区の変更は、住民が決めるべき重要な事項であるものの、その固有の権利を行使する機会も仕組みもない状態においては、最低限、説明責任を果たしてほしいです。お医者さんも、十分な説明が必要な時代ですから、地域の大手術をするにあたっても、今のように手を抜かずに、不信感を払拭し不安を解消させるためにも判断材料の提供をお願いしたいと思います。