080703 教育について

080703 第3回天竜区協議会-2

 前回6月の協議会で、教育行政に関して、
・小学校の規模適正化への危惧
・教育事務所がなくなったことに対して、組織の見直しについて
に対して文書で回答したものの、正確に伝わらないといけないということで、教育委員会から説明にこられたようです。

 北遠では、中学校に関しては、合併前から規模適正化を進めてきた経緯があります。
中学校の合併に関しても、様々な意見がありました。
春野町でも平成13年ころから検討されていましたが、保護者レベルでは寝耳に水だったようです。
実際に合併によって前倒しになったことは否めません。
それでも様々な観点から検討されて、意見集約していった経緯があります。
心身ともに中学生だからという視点から、条件付でなんとか取りまとめたという感じでした。

 一方で、小学校に関しては、通学距離や通学時間等、小さい子どもへの負担をフォローできないでしょう。
平坦地の一時間の通学とは違い、山のアップダウンや、降りてからの真っ暗な山道。
みなさんも体験したいと思うことなのでしょうね。

 一番の問題だと思うのは、小規模校のデメリットと言われる部分が、「・・・と言われる」とか「・・・という傾向がある」とか、いうふうに、全く学術的でない点です。小規模校で育った人がほとんどの席で、小規模校で育つと教育環境が悪いということを言うのもすごいと思うのですが、この点に関しては初期よりかなりオブラートに包んだようになっていますが、根拠を問うと、教育現場でそういう傾向があると言っているというのです。だから私は誰が言っているのか、知り合いの校長さんや教職員の方に聞いてみましたら、「現場って誰が言っているのか、そんなことはないですよね。あれは学術的な根拠がないし、例えば卒業生を統計学的に追跡調査した結果とかないわけで。」

 結論ですがいわゆる小規模校のデメリットは、神話や噂の類です。

 前回も書きましたが、そもそも規模適正化の問題は合併前から存在していて、旧浜松市でやってきたことを、そのまま事情の違う山間部にも拡大してしまったという面があると思うのです(前教育長は山間部はお荷物だと考えていたそうですし)。事情がぜんぜん違うわけですので、それを同じ手法でやろうとすれば、本来やるべきところにメスが入らないことでしょう。
(つづく)


同じカテゴリー(天竜区協議会)の記事

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
080703 教育について
    コメント(0)