浜松市の防災対策については10枚のページと1時間くらいの説明がありました。
政令市になった2007.4月から、防災対策には副市長の補佐として防災担当部長という役職が新しく出来、
専門官による迅速な対応の体制が整えられたようです。
孤立予想地域は69箇所(H16内閣府調査)あるそうです。
内陸型の地震が昨今起こっていることで、その検証をすると、山間部においては状況把握や救助の難しさがあるそうです。
ヘリと通信したり、自分の置かれている状況を把握する上でも必要だと。
そこで、衛星携帯電話の他、無線など現場の実情にみあった整備が必要となるとのことでした。
平時の取組みと災害発生時の対応が示されました。
災害発生時には、
本部は全域のとりまとめと対外的なこと
区役所(区本部)が実働拠点
地域自治センター(地域本部)が出先機関
という位置づけになります。地域本部でも避難勧告は出すそうです。
自助・共助・公助ということで、まずは自ら、そして数日間は共助、その後公助ということが言われています。
初動の72時間が勝負とも言われ、自分の命は自分で守ることが必要となります。
日ごろからの自主防災組織の充実が急務になっています。
そこで防災委員の研修会や訓練の助成、倉庫の資材の支援、可搬ポンプの
それとともにボランティアコーディネーターなどの要請もあるそうです。
東海地震の際は、数時間から2年後に東南海地震が発生する可能性もあり、周囲からの応援は期待出来ないとのことです。
耐震診断や家具の固定への補助など、個別の制度もあり、こうした地震対策も改めて確認が必要ですね。
こういうのはかなりプッシュ型の営業をしないと、一般市民には理解できないこともあります。
阪神淡路大震災の際は、規模が大きすぎてはじめ分からなかったともいわれます。
そうした規模の把握、そしてトイレの設置など、対策を立てておくことが必要となります。
山間地においては土砂災害の危険があります。
以前は静岡県による指定がなされていましたが、今後は浜松市による指定を順次行っていくそうです。
どういう避難所生活をするか、避難所の設置によってどのような生活になるのか。
避難所の精神的なケアや仕分け、情報をどう伝えるかなど、課題を一つ一つ確認していくことが必要とのこと。
☆天竜区内各地域自治区の課題概要がでました。
次回より詳しく検討していきます。
その他で過疎法失効に向けての対応があります。
失効した場合、市独自の施策をするそうです。
「はままつの教育について語る会」浜松市教育委員会 8/30(土)14:00-15:30
市長と語る「元気な浜松!懇談会」9/6(土)午前10:00-11:30山村開発センター(天竜区水窪町奥領家)
午後2:00-3:30 二俣公民館
次回は、9/2 春野で天竜区協議会です。
8/18、8/25に春野地域協議会があります。
中山間地の課題についての検討がありますので、ご意見等あれば、お近くの委員へご連絡ください。
当方は、
農地造成の条件緩和。
林道等の規格緩和。
新規就農者など、人材育成への支援。
森林などを既得権益以外の市民レベルで考える施策の拡大。
自己解決能力向上のための支援拡大。
なんかどうかなと思います。
明日8/10は、市役所にいきます。
で、都市計画マスタープランワークショップに参加します。
春野町と、都市計画は直接は関係しないのですが、山からの視点で参加するということです。
都市計画の最近のトレンドは
脱自動車(居住地が郊外であってもその圏内で通常の生活が送れるという意味です)
コンパクトシティ(駅前集中とは違います)
地域コミュニティ(しがらみとレッテル貼っていいものまで切り捨てた結果もあります)
ですが、公共交通がいまいちの当地区ではどのような施策が有効なのでしょうね。
私の得意分野からすれば、
森林とか農地とかがメンタルや防災や非常事態への対応などの有効性あたりかな。