何で地域協議会に参加するのか

 地域協議会は平日の昼間にある。若い人がそんなところに出れるのは通常有り得ないわけだが、何とか時間を割いている。
そのかわり、土日なしで働くこともあるし、早朝や深夜を削ることもある。
以前はテニスとか本屋とかの時間もあったけど、どんどん削っていって今はない、仕事と子供とまちづくりに時間を重点配分している。
私自身は、若い頃にやりたいことを十分やらせてもらったから、あとは次世代のためにという思いがある。

 なんで地域協議会なんかやるのか、よくやるねえと言われる。ただ苦にならないというか、たぶんこういうのが好き。
本来なら同世代が数人いればいいが、50歳台以上の親世代以上と付き合うわけだが、普段の仕事現場もそうなので
違和感はないし。年下というのはしがらみもないし、なんでも言える強みがあります。

かっこいい理屈としては
 1. 子供世代が大きくなった時に、「お父さん世代はやれるだけやったよ」という形で誇りをもちたい。
 2. 春野で育てられ、日本の伝統や資源の中で育まれ、大学卒業まで何億円という投資して頂いた分、絶好の恩返しの機会。
 3. 合併時には単なる一市民として何の力もなく過ぎていたが、合併の特例の地域審議会ではなく、地域協議会という新しい民主主義の形、地方自治の形を創っていくという日本初の試みに共感して。

 一方、かっこ悪い理屈もいくつかあるけど、全部はブログに書けないので一点だけ。
こんな田舎ではまちづくりをしたりして、地域を維持しないと自分たちの農業も成り立たなくなっていくのも現実。
だから、自分たちの代で終わりなら仕事だけしていればいいが、次の世代を考えるとやらねばならないこともある。

 地域協議会は、本当にそういう場が欲しかった自分と、他にいくらでも地域に影響する力があってこれは単なる審議会(予定調和、ガス抜き、事務局の回答そのままシャンシャンシャン)と同じと思って 「当て職的に」 参加している人と、一緒にやっていかなければならない。
 そして現市長も「どうせそんな審議会と同じだろう」という見方をしているのか、今年の4月から行政側が後退している。
あと3年弱で用済み宣言みたいなもので、雰囲気が低調になっているのも事実。

 「もうお前らの時代だから、お前ら考えてやってくれ」といって、(でも俺はもう引退するから俺を巻き込むな)という人も多数。
一昔前は「よし、お前らがそういうならやってみろ。失敗しても俺が責任持つから」といって、見えないところでいろいろ支援してくれた人もいるが、時代は変わったみたい。

 とはいえ、だんだんアドバイスとか支援してくれる人も現れてきて、地域協議会でも好転している部分も多々あります。
私の能力不足ゆえに時間はかかるけど、もっと適任者が現れるまで、継続して働きかけることが必要だと思っています。


タグ :地域協議会

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