結論から言えば、私は地域協議会の廃止には反対しないことにした。
以下理由
・地域協議会の可能性については、まだ捨てきれない。
本来の役割である、地域自治の拠り所であるとか、市民協働の要、合併不安の払拭などの機能を果たせば、少ない行政コストで、十分な行政が実現できるだろうが、この短期間でその成果を出せなかったのは、申し訳ありませんでした、私にもっと能力があれば。とはいえ残りの任期中に、地域自治の拠り所であるとか、市民協働の要の2点について出来る限り進めたいと考えている。
・地域協議会の廃止の影響は、地域自治区の廃止、拠り所・発言の場の廃止による求心力の減少、行政との距離が増す、など、この地域への影響は大きい。既に町長や議員、各種団体などを失っていることの結果を実感しているので、それはよく分かる。ただし、法的に裏づけのある地域協議会だからこそ出来ることもあるが、行政の付属機関であるゆえに限界もある。地域自治の拠り所とか、市民協働の要などは、別の形を模索していこうと思う。
多様な意見の集約や合併不安の払拭は、地域協議会の機能の一面であるが、マスコミも行革審もブログも議員もこの面でしか捉えていない。その面だけで判断され断罪されているのも現実だが、ああ、口惜しや。
現在の行政側の回答では、地域協議会の役割の代替になる方法を提示するとあるが、今のところ多様な意見を集約する方法についての提示のみである。今後、他の役割の代替策などの提示もされてくると思われる。
・他の地域協議会の様子をWEB上で確認すると、天竜区の各地域協議会で若干の地域差はあるものの、概ね同様な趣旨の質問や意見が出されていることが確認できる。天竜区のWSでは、天竜川筋と気田川筋の地域課題の差を強く感じたが、一方で共通課題や共通認識も多い。したがって天竜区協議会で十分かもしれないが、このことは現在行われている、天竜区の地域課題の話し合いの成果によって、判断できる材料になるだろう。
(合併や学校統合を判断し実行した先達の苦悩に比べれば、単なる庶民の一人であって責任もそれなりの私など到底及ばないが、それでもこの判断が、世の中にとってよりよい選択であってほしいものだと思う)
(次回1/25に春野地域協議会があるのですが、県の審議会に重なっため欠席します。来週時間があったら2-3個投稿します。
(予定)
・天竜区協議会で課題として話し合っている、「森林・林業について」「廃校舎など公共建物の有効利用法」「道路について」などにご意見ありましたらお願いします。
・諮問に対して反対で提出した件で、市議がブログで書いているので、それを私なりに分析をしたい。
(追記) 法律的なことは分からないが、法律的・道義的にはっきりした根拠と説明はなされるべき。
合併協議会で多くの人たちが係った、話し合いの上に成り立ったものであるわけですし。
はじめまして。
地域協議会のお仕事お疲れ様です。地域協議会の廃止方針は私も大変懸念しております。私自身は、鈴木さんもこれまでブログの中で解説してくれているように地域協議会設置には重要な意義があると認識しています。したがって、そのことをもっと重要視して、最後まで断固反対したほうが良いと考えています。
この仕組みは、まだ生まれたばかりで試行錯誤の段階。何も欠点が無いほうがおかしい。今の形に問題があるならば、改善しながら良いものにしていくという努力が大事です。それなのに、効率化の観点からいきなり廃止論とはいかにも乱暴ではないでしょうか?市長のマニフェストに掲げてあるとはいえ、地域協議会関係者がほぼ100%反対している中での廃止決定は民意無視に等しいと考えますがいかがでしょうか?
要求の無いところに供給はありません。
たとえ、負け試合だと分かったとしても地域協議会の意義を主張していくこと。そのことがたとえ廃止になったとしても次なるステップにつながっていくのだと思います。春野町民および天竜区民その他関係区民の誇りにかけて御再考願えたらと思います。
天竜区をこよなく愛する人間 様
コメントありがとうございます。励みになります。
地域協議会での議論は尽くします。いろいろと聞きたいことも多々ありますし、前回かな、担当者の方もこの間は私と同年代で真正面から答えてくれましたので、遠慮なくぶつけていきたいと思います。隣の年長者の方は立場上なのか、わけの分からないことを言われるので困るのですが。
反対しないと書いたのは、反対するとしたら委員のメンバーだけでなく、世論を形成する必要があります。世論を形成するには、労力がかかるわけですが、それを積極的にはしないということです。
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