071206 天竜区協議会

 すみません。今回は講師の仕事があって、欠席してしまいました。
佐久間で行い、懇親会もあったのですが。

追伸:聞き取りです。
 今回の議題は粛々と進んだようです。
各地域協議会のでの天竜区役所庁舎への意見の報告とか。それをもとに検討していくそうです。

 その後の意見交換で各地域の課題などを話し合ったそうです。(聴きたかった。。。)
龍山中学の統合の話も出たそうですが、これは地元が望んでいることで進むでしょう。

 地域協議会を残すべきという人と、天竜区協議会に一本化でいいのではないかという意見とで割れたそうです。
臨席していた山崎副市長の発言で各地域自治区に設置された地域協議会の廃止は規定路線だそうです。
************(追記080202)
 この点について、山崎副市長直々にご指摘がありましたので(以下コメント欄より抜粋)、
区協議会では、「市長のマニフェストでは、『地域協議会を区協議会に一本化する』とされているが、マニフェストは公約と同じで、膏薬(コウヤク)ならば張り替えられるものだ。」と言われましたので、「マニフェストは、市民との約束であり、張り替えられる従来の選挙公約とは異なり、既に工程表も示してあります。」とお答えしたものであります。 (以上抜粋)

リンク先のマニフェストには、
平成22年度を目途に、区協議会と地域協議会の再編を進めます。
と書かれています。これによって、一体感が熟成され、暮らし満足度が向上するそうです。

ちなみにこの対象地域は、西区、北区、天竜区など旧浜松市の一部と周辺市町村です。
先の市長選挙では、北区と天竜区の地域得票数から言えば、マニフェストのこの部分は否決されている。。。などと言っても仕方ないですね。。。
地域協議会の認知度&期待は他地区より高いアンケート結果があります。
既に旧浜松市が生活圏である私たちと違い、一体感を感じていない人たちがいるようです。
そういう人の心境や前提から作られた行程表であるといえましょう。つまり大いなる勘違いから生まれたものです。

地域協議会の廃止によって一体感が熟成され、暮らし満足度が向上するのは、市中心部の方々です。
実際に影響がある私たちよりも、はるかに多くの人が満足するわけですから、浜松市的にはいいことなのでしょうね。

とはいえ、まだ真意もねらいも何もかも、未だに説明がないので、はっきり言ってわかりません。

例えばなぜ期間限定の合併審議会でなく、恒久的な地域協議会にしたかということを理解されているのか。
地域自治区の設置の価値は。単なる合併の際の便宜などと考えているのではないか。
それらを維持するメリット・デメリットと、廃止するメリット・デメリット等の精査はどのようになされたのか。

一番の不安は、マニフェストを作った際に、地域協議会がなんたるかを理解されていない、あるいはユニークな解釈に基づいて判断されたということが、言質から読み取れることなのです。
よりよい方法があるのならばいいのですが、未だに確たる説明がないのは、泥縄式で現在考え中なんでしょう。
************(以上追記終了)

(私は、地域協議会の本質部分は創っていく価値があると思います。
ただし、単なる諮問機関ならば廃止していいと思っています。
今はそれを創れるかどうか試されています。
創るだけの人材も能力もあるのにねえ、もったいない。
やり残すことがないように、一回一回をがんばろうと思います。)


さて、
 地域協議会の廃止は、地域自治区の廃止とサービスセンターへ変更。
各地域自治区に任されている地域づくりの部分の天竜区役所への一括化。
同時に本庁から天竜区役所への権限と財源移譲。
までは進むでしょうが、ぜーんぶブチブチに切ってしまった住民と行政の関係や地域づくりなどをどうしていくかが課題。
現在聞いている話では、NPOなど民間にということなんだけど、春野のような広範囲に人材が散らばっていて、それを自発的に動く集団として機能させることの大変さを実感してきたので、本当は地域協議会の本来の部分があると便利なんだけど。



同じカテゴリー(天竜区協議会)の記事

この記事へのコメント
 初めまして。天竜地域、春野地域についての地域情報が、わかりやすく提供されていて、大変勉強になりました。
 自分の名前を時々検索すると、こういうサイトに巡り合えます。
 鈴木様には、今回、お目にかかることができず残念でした。
 地域協議会の廃止が規定路線だという私の発言を紹介していただいておりますが、少々説明不足のところがありますので、お知らせします。
 区協議会では、「市長のマニフェストでは、『地域協議会を区協議会に一本化する』とされているが、マニフェストは公約と同じで、膏薬(コウヤク)ならば張り替えられるものだ。」と言われましたので、「マニフェストは、市民との約束であり、張り替えられる従来の選挙公約とは異なり、既に工程表も示してあります。」とお答えしたものであります。
http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/square/room/jyuuten/02.htm
 市民協働を進めるためには、市政の情報をわかりやすくお知らせし、市民の皆様のご意見をお伺いすることが一番大切だと思います。
 今後ともよろしくお願いします。
Posted by 山崎山崎 at 2007年12月29日 16:24
 コメントを直々に頂きましてありがとうございます。
先ほどまでコメントに気づかずにいたことを申し訳なく思います。
こちらこそ、よろしくお願いします。

 地域協議会に関しては、委員の私でさえ何も情報を頂いていませんので、
情報をわかりやすくお知らせいただくならば、今後情報をいただけると解釈しております。
なおよりよくなるのならば、私は廃止でも構いませんが、
今のままでは民主主義の芽を摘んだ市長として私が永遠に記します。

 春野と中心部の違いは、
春野では「人の減少を意識しなければならない」し、地域づくりをしなければ自身の生活が脅かされるのと、行政にも「地域づくり」の意識があり、既に地域協働の一つの形を現しているのに対し、
中心部では、地域づくりなんかしなくても生活には困らないし、行政も支援さえすればやる人はいっぱいいるから、「地域づくり」や地域維持に行政がかかわるという意識がない、あるいは希薄、ということです。

 ともかく、人類の時間的空間的な春野の存在を、最大限生かすことができればいいと思います。
Posted by 鈴木猛史鈴木猛史 at 2008年02月01日 00:55
マニフェストは絶対なのでしょうか?

そのようなことはないと思います。

山崎副市長が述べているのは、公約とマニフェストの定義の違い。マニフェストは具体的に工程表を示している分、市長はいい加減なことは出来ないという意味で公約よりも重みがあり、市民の監視もきく。だからこそ、そうそう簡単に変えられないという事情は発生しますが、そのことイコールマニフェストに掲げたことは何が何でも実行しなければいけないということではないということです。

つまり、諸事情によりその政策によって市民が不利益を被るというのであれば当然変更は考えられるということです。(だから、今回の廃止決定に重大な異議があるとすれば、簡単に引き下がるべきではないと思うのです)

いずれにしても、マニフェストに掲げた政策課題は事後評価を求められます。神奈川県の松沢知事は有識者等を交えた評価委員会を設け、積極的に評価をしてもらっているそうです。

したがって、地域協議会廃止も本当にその政策が正しかったのかどうか、後に評価を求めていくべきでしょう。その政策を実行する根拠が軽薄であればあるほど、その評価もそれなりの評価になり、市長の責任を問われることになるはずです。ただ、その評価を行政側にゆだねていては、行政側に都合の良い評価がなされる可能性がなきにしもあらずです。

ゆえに我々関係市民および議会は騙されないよう、同じ合併問題、中山間地の問題でがんばっている全国の仲間とネットワークを結ぶなどして、よく勉強をしていく必要があると思うのです。
Posted by 天竜区をこよなく愛する人間 at 2008年02月17日 16:30
 天竜区をこよなく愛する人間 様。

 コメントありがとうございます。

 マニフェストについては、具体的な行程表があり、選挙によって市民が選んだ市長である故に、行政でも公務員の方々、それに基づいて動くわけです。従いまして私は、地域固有の事情はもちろん重要ですが、それと同時に都市部の方にも利益や納得が得られるべきだと考えています。

 今後、今までの実績の検証はやると言っていますし、市民協働などに対する費用効果など総合的なデータから判断されることが望ましいので、議論は尽くされることだと考えています。そのためには、おっしゃるとおり、よく勉強することが大事であると私も思います。
Posted by 鈴木猛史鈴木猛史 at 2008年02月21日 00:24
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

写真一覧をみる

削除
071206 天竜区協議会
    コメント(4)